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令和元年度プロジェクト研究費申請公募について

令和元年度プロジェクト研究費申請公募について

専門分科会代表者
認定分科会代表者 各位

日本歯科医学会
会 長 住友雅人

 平素は本学会会務運営に格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

 さて、本学会では本年度事業計画において「歯科医療への学術的根拠の提供」を重点的に取り組むべき事業と位置づけ、歯科医学、医術の進歩発達を歯科医療現場に迅速に導入することを目的に、標記プロジェクト研究事業を企画、実施しております。

 プロジェクト研究事業は、学術的かつ高度な研究結果を診療報酬改定時の新技術導入のための一助とすることを主眼としております。平成26年度からは、歯科医療を変えるcutting-edge研究、また、平成29年度からは、新たな先進医療への導入に繋がる研究や、基礎的研究の成果を臨床に応用するための橋渡しをするトランスレーショナルリサーチについても公募用テーマの選考対象とすることになりました。

 本事業の趣旨をご理解いただき、下記の研究テーマに基づく研究課題をご申請いただきますようお願い申し上げます。


<研究テーマ及び趣旨>

テーマA「人生100年時代を見据えた歯科治療指針に関する研究」

 8020運動の結果、高齢者の残存歯数は増加した。さらに、抜歯すべき歯であっても経過観察を望む患者が増え、インプラント治療を受けた高齢者も増加している。彼等の口腔の健康は歯科医院への定期受診によって支えられている。ひとたび歯科への通院不能や要介護状態に陥った時、高齢者の口腔内は根面う蝕の多発、歯周病の進行、歯牙破折、経過観察歯の症状悪化、インプラント周囲炎の発生など、様々な問題が発生し健康が失われ、口腔機能は著しく損なわれる。人生100年時代を迎え、このような状況の患者は増加の一途と予想されるが、適切な歯科治療の指針は定まってはいない。
 本プロジェクトでは、歯科通院不能あるいは要介護となった高齢者の口腔の健康を維持・回復するための歯科治療指針を明かとする研究あるいは企画を公募する。これらには、①口腔機能の維持・回復に有効な歯科治療法・口腔健康管理法、②多職種による生活・栄養・運動指導などの管理法、③科学的根拠の学会横断的な集積、④歯科通院可能な時期に行うべき予防法、⑤認知症患者の歯科対応などが含まれる。特に、訪問歯科治療の問題解決に直結する実戦的研究を広く求める。

テーマB「オンラインシステム等を用いた新規診断法の確立」

 近年のAI、IoTテクノロジーの劇的な進歩に伴い、企業におけるデータ分析活用の重要性は日々高まっている。これらのデータは資産であり、データの分散を避け、安全安心にデータを活用する分析環境の整備を行うことで大きな変革が起きている。また、Society 5.0のコンセプトでも謳われているように、サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)の2空間が既に現実のものとして認知されている。これらを上手く利用することが、我々に課せられた課題である。これらを高度に融合させ、システム化することで医療の発展と問題解決の両立を図るべき時代である。正しく、新たな未来社会(Society)の提案である。
 このような時代の進歩をふまえ、本プロジェクトでは、サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を利用し、各医院に分散しているデータの蓄積、これらデータを活用した分析・診断法等の研究あるいは企画を公募する。これらには、①データの収集、②AI等を用いた分析法、③新たな診断法、④高次医療機関における専門医による診断を可能とするシステム、⑤セキュリティーポリシー、ガバナンス・ガイドラインの整備等が含まれる。


<研究期間>
令和元年7月1日より令和3年3月31日

<研究費用>
総額 1,200万円以内(2テーマの合計)

<申請書及び各種報告書様式等>
令和元年度プロジェクト研究テーマ及び趣旨.pdf
プロジェクト研究費申請書様式.doc
中間報告書様式.doc
総括成果報告書様式.doc
収支報告書様式.doc
日本歯科医学会COI自己申告書(和文または英文).doc
配偶者、一親等内の親族、または収入・財産を共有する者の申告書(和文または英文).doc

<その他>
詳細な応募方法等については、令和元年度プロジェクト研究費応募要領.pdfをご参照ください。

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