ご挨拶

日本歯科医学会 会長
小林 隆太郎

 令和7年6月6日開催の日本歯科医学会第115回臨時評議員会において第29代会長に選任されました
小林隆太郎でございます。
「連携」
 日本歯科医学会は歯科医学を通じて人々の健康と福祉に貢献することを目的としています。その活動において大切なことは、学術団体としてしっかりとした独立性の上に立ち、日本歯科医師会の内部組織の位置づけのもと、所属分科会をはじめとする諸関連団体、組織との風通しそしてレスポンスの良い「連携」と考えています。
「伝統」
 日本歯科医学会の起源は、明治35年(1902年)に「日本歯科学会」が誕生し、明治36年に「日本歯科医学会」と呼称するに至っておりました。ここに123年に渡り歯科界のいわゆる学術分野を担ってきた日本歯科医学会の歴史を感じています。目指すは健康をテーマに、歯科医療が時代、社会の流れに乗るのではなく、5年後、10年後の社会を牽引していける「チカラ」となれるよう、伝統を感じ革新の情熱をもって活動して参ります。
「歯科界の潮流」
 歯科医学の研究の成果により、「歯を大切に」の時代から「命を大切に」が加わり、国民の歯科への関心が強まるなか、より質の高い医療提供を行っていくことが歯科界の使命と認識しています。そのためには、より一層の歯科界の活性化が求められ、日本歯科医学会は所属46分科会との連携、協力体制のもと、研究、開発、具現化、社会実装を伴う計画的な活動を推進していきたいと思います。今後とも引き続きのご指導、ご協力よろしくお願い申し上げます。
 以上を会長就任の挨拶といたします。

令和7年7月1日
小林 隆太郎

日本歯科医学会について